ウミガメを大切にする気持ちを育み、ウミガメの保護を呼びかける日
みなさま、ようこそ。こんばんは。今宵もセブンさんのブログへようこそお越しくださいました。さて、今日は「世界ウミガメの日」ですね。今夜はウミガメのことを少しだけお話ししたいと思います。過去に撮影したムービーも掲載しています。合わせてお楽しみいただければ幸いです。
ダイビングで会えるウミガメ
スクーバダイビングを楽しむダイバーから高い人気を誇る生物として「ウミガメ」があげられます。でもほんの十数年前までは「あれは〇〇カメ」と言い当てるダイビングガイドはとても少数でした。それは情報があまりに少なかったことが原因のひとつに挙げられます。水中写真もまだフイルムが主流。専門図鑑書籍の数も少なく、インターネットもまだ普及したとは言いづらく、滅多に見られないウミガメを個別に判断することは、ベテランガイドでも難しかったのかもしれません。
2018年現在、世界に棲息するウミガメは「2科」「6属」「7種」と言う説と、「8種」と言う説がありますね。これは『クロウミガメ』を独立種として認めるか否かという所で、論議が繰り返されているようです。ちなみに「クロウミガメ」を私が初めて知ったのは『爬虫類・両生類800種図鑑』(1996年刊行)です。
ウミガメ科
オサガメ科
- オサガメ属 【オサガメ】
ケンプヒメウミガメ、ヒメウミガメ、ヒラタウミガメは日本人には馴染みの薄いウミガメです。
セブンさんが初めてウミガメに会ったのは・・・
そう、セブンさんが初めてダイビング中にウミガメを見たのは、サイパンのオブジャンビーチでした。凄く遠くに一瞬見えただけでしたけど、それはそれは嬉しかったことを覚えています。沖縄では慶良間諸島の渡嘉敷島「野崎」というポイントで、初夏に産卵待ちをするアオウミガメにはよく遭遇したものです。
伊豆半島ではここ数年、比較的多くのポイントでアオウミガメに遭遇します。数年前は伊豆海洋公園にタイマイも迷い込んだようですが、それは季節来遊のモノだったと考えられます。南伊豆ではアカウミガメも目撃されています。そうそう、昨年は伊豆海洋公園にもアカウミガメが登場して話題になったものです。
アカウミガメの産卵ビーチが南伊豆にあります。南伊豆の町の方々の手によって懸命に保護されています。伊豆半島のアオウミガメの産卵場所も同じように保護活動が盛んに行われています。
新聞などにも「保護活動」が取り上げられるのは、「千葉県」「神奈川県」「静岡県」「和歌山県」「屋久島」「沖縄全域」が有名なところですね。
ウミガメに興味が無い人は世の中に巨万といるでしょう。もっとも日常で普通に生活をしていれば、ウミガメに興味を持とうと思わなくても全く不思議はないわけです。なので、そういう方々にも「ウミガメを保護しよう。大切に思おうよ」って日があることを少しでも知ってもらい、徐々に理解を深めてもらえたらなって思うわけです。
ウミガメと戯れる
スクーバダイビングでは「触ってはいけない」というルールがあります。これは「生物」「植物」「岩」「砂」など、水の中にあるものには基本的に「触れてはダメ」というルールです。その為にスクーバダイビングでは「中性浮力」というスキルを身につけなければなりません。まぁ、スキル術の話はそのうちするとして、「生物に触れてはいけない」わけです。ところが、目の前に、手の届くところに生物が来ると、興奮してしまい「ちょっとだけ」って触れてしまうダイバーの方は割と多いのが現実です。
沖縄本島の国営「美ら海水族館」には「ウミガメ館」があり、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの他に、日本ではあまり知られていないクロウミガメ、ヒメウミガメを見ることが出来ます。プールの一部は観察ガラスになっていますから、記念写真を撮るには持って来いの場所です。上の写真はセブンさんが初めて美ら海水族館へ行った時のものです。
セブンさんが今まで水中で実際に会ったことがあるのは、アオウミガメとタイマイの二種です。でも・・・モルジブ、フィリピンなどで行ったダイビングでは、もしかしたらヒメウミガメにも遭遇してたかもしれません。水中で一瞬の目撃の場合は、種の判断は難しいことがありますから。そんな風に考えるのも、なんともロマンがあって楽しくなるものです。
ウミガメに会うには
「ウミガメに会いたい」と思っているダイバーの方は多いと思います。特にまだ一度も会っていなければ、その期待は物凄いものですね。ダイビング中に最もよく会うことが出来るのは「アオウミガメ」でしょう。でも「沖縄本島」では珍しい生物になってしまいます。恩納村のボートポイントでは比較的目撃されていますが、確率は高くありません。「慶良間諸島」や糸満から出港する「ルカン」は確率が上がりますが「絶対」ということはありません。
伊豆半島ではビーチダイビングでもウミガメに会えるポイントがいくつかあります。でも確率はやはり「絶対」ということはありません。冬の水温14℃でも目撃されているので、通年棲息していることは間違いありません。
伊豆七島の「三宅島」「八丈島」でもアオウミガメは多く会うことが出来ます。特に「八丈島」は凄い。一回のダイビングで十匹以上のアオウミガメを見ることが出来る日があります。
気性の激しいアカウミガメ
ダイバー憧れのウミガメの中で、希少なウミガメとして有名な「アカウミガメ」。出会ったガイドや一般ダイバーの方々の「怖かった体験話」は色々と耳にします。アオウミガメやタイマイは「沿岸に棲息する種」なのですが、このアカウミガメは、オサガメほどでは無いにしても、大海原を回遊すると考えられています。ま、それと「気性の荒さ」の話は違うんですが、みなさんは「カミツキガメ」や「ワニガメ」というカメを知っていると思います。「外来生物」と忌み嫌われているカメたちです。彼らは「気性の荒いカメ」の仲間です。全世界で300種以上がいると言われています(今後も「新種」が発見されることもあるでしょうけど)。その中で、いくつかの「気性の激しい種類」がいます。その種には「共通点」があるんです。それは「頭の大きい種」なんです。昔から「頭の大きいカメは気性が激しい」と言われ、目につくものを攻撃(補食行動?)することが知られています。
もし水中でアカウミガメに会ったら、むやみに近づかず、ウミガメの性質に詳しいガイドがいれば、ガイドの指示に従うなどすると良いでしょう。
セブンさん憧れのウミガメは・・・
セブンさんがダイビングを始めたキッカケのひとつとして「オサガメを見たい」という事があります。Cカード講習(ダイビングライセンス取得コース)を始めるときも、「どうしてダイビングをされたいんですか?」と尋ねられ、その理由を言えば「オサガメってなんですか???」という回答が普通でした。そうなんです。ほんの10年位前まで「オサガメ」の知名度はとても低かったんです。それを少年時代から知っていたセブンさんの自慢話ではありません。
世界ウミガメの日
さて、ウミガメについて色々と綴ってみましたが、大した内容でなかったことだけは確かです(笑)。最後までお付き合いくださったみなさまへは感謝の極みでございます。写真やムービーは全てセブンさんの所有するものです。セブンさんがまだ会ったことのないウミガメたちの写真やムービーは、ググれば見られると思いますので、興味が沸いた方は是非ググってみて下さい。
最後に
「ウミガメを食べる」という文化は世界中にあります。「地域の食文化」として「保護されている文化」です。日本でも小笠原諸島、伊豆七島、九州、沖縄などの地域でウミガメを捕獲して食べています。「認められた文化」とは何なのかなぁ・・・とか、思ってしまうこともあります。「クジラは食べても良い」「イルカは食べたら可哀そう」とかね。色々と考えることってあるなぁと思うわけです。ま、何のまとまりも無い話なんですけどね・・・。
★セブンさんのfacebookページ「ウミガメダイバーズ」では、最新の「ウミガメNEWS記事」を紹介しています。どうぞご利用ください。
では、みなさまぁ~
またね~ ヽ(゚◇゚ )ノ
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