講習ではどんなことを学ぶのかな?

オープンウォーターダイバー
Cカード講習で学ぶことは多くあります。テキストとDVDによる「学科講習」では「ダイビングの知識」を学びます。正しい知識を修得することで次に行う実習(プール/海洋)に役立てることが出来ます。Cカード講習の知識と技術(スキル)はダイバーとしての基本になります。ダイビング経験を積んで行く過程でも大切な事柄です。ダイバーになってからも繰り返し技術(スキル)を上達させること、テキストを読み返して知識をより深めることが大切です。
昨今では講習が終わればそれでおしまいという考え方が蔓延しています。それ故に未熟なダイバーによる「自然破壊(サンゴ礁)」「トラブル」「事故」は後を絶ちません。当スクールでは「Cカード取得は通り道」であり「ダイバーとしてのスタートラインに立った」と考えています。水中を自由自在に泳げるようになるには練習が大切です。基本技術、基本知識をしっかり学ぶことで、本当にダイビングを楽しめるダイバーになりましょう。
学科講習
- ダイビング基礎知識「ダイビングとは何か」「ダイビングでの危険」「自己責任」
- 器材
- 物理
- 水中での身体
- 環境
- 自然保護
- 潜水時間の計画
- ダイブ・コンピュータ
- 器材の使い方
- ダイビングの安全
- ダイビング活動
- ダイバーエチケット
- NAUIの責任あるボートダイビングの実施事項
- 潜水計画
- ダイビング器材のチェック
- ダイバーのファーストエイド
- ダイビング用語
NAUIオープンウォーターダイバーテキスト(Cカード講習テキスト)では上記12の項目と付録によって構成されています。多くのスポーツでも同じように、そのスポーツの歴史、ルール、使用道具、緊急事態の対処、事故の回避と対処方法を学ぶことでしょう。ダイビングも知識と技術(スキル)を学ぶことは他のスポーツと同じように大切です。
プール実習
世界で最も歴史のあるダイビング指導団体NAUIの講習ガイドラインをご紹介します。下記のスキルは実際のプールや水域において、その条件が満たされなければ行えない内容も含まれています。また受講生の能力によってもその全てを講習すること、修得する事は困難な場合があります。実際の実習では担当インストラクターの判断で下記の内容を構成して行ってゆくことでしょう。しかしながら、指導団体としてはこれらの技術(スキル)を経験し修得して初めてオープンウォーターセッション(海洋実習)へ進むことが望ましいとされていることは忘れないでください。海洋実習を修了してCカードを手にしてから、ファンダイビングツアーの中で苦手だったスキルを復習し、学んでいない内容を補修として修得するようにして下さい。
コンファインドウォーターセッション(1日間)
プールもしくはプールと同等の穏やかな水域で行う基本技術(スキル)です。
コンファインドウォーター①
ブリーフィング(プールサイド)
- 器材の準備とスクーバユニットの組み立て(器材セッティング)
- スーツの着用とスキンダイビング器材の装着
浅いプール(もしくは同等水域)
- シーティッドエントリー(水面ぎわに腰掛けて水に入る方法)
- フィンを装着した状態での歩き方、立ち上がり方
- 浅い水深に立った状態でのスクーバユニットの装着(水面器材装着)
- レギュレータによる呼吸
- BCの給気と排気
- 水面でのフィンキックによる移動
- 浅い水深での潜行/圧平衡(耳抜き)/浮上
- レギュレータ/クリア/リカバリー(水中で呼吸装置が外れた場合の対処)
- オクトパスブリージング(受け取る側/※バディの空気をもらうスキル)
- 少し水の入ったマスクの中から水を排出(マスククリア/半没)
- 水中でのフィンキックによる移動
深いプール(もしくは同等水域)
- 深い水深でのスクーバ体験/圧平衡(耳抜き)の確認/ゲージ(残圧系/水深系)のモニタリング
- ハンドシグナルの交換(水中サイン)
コンファインドウォーター②
ブリーフィング(プールサイド)
- 器材の準備とスクーバユニットの組み立て(器材セッティング)
- スーツの着用と陸上での器材の装着
浅いプール(もしくは同等水域)
- シーティッドエントリー(水面ぎわに腰掛けて水に入る方法)
- 水面でのウエイトシステムの脱着
- 適正なウエイト量の確認/調整
- スノーケルクリア
- スノーケルとレギュレータの交換
- コンファインドウォーター①の復習(潜行/圧平衡/浮上/レギュレータクリア/リカバリー/水中と水面でのフィンキックによる移動)
- オクトパスブリージング(受け取る側/渡す側)
- いっぱいに水の入ったマスクからの水の排出(マスククリア/全没)
深いプール(もしくは同等水域)
- ラインを使用した潜行/浮上
- フィンピボット/中性浮力(パワーインフレータの使い方)
- 余分なBCの空気を抜きながらの浮上
- オクトパスブリージング(渡す側/受け取る側)
- 水面でのオーラルによるBCへの給気(本人・バディ)
- 水面でのマスク、フィンの脱着
- 水面でのけいれんの対処方法(本人・バディ)
- 総合練習(補修など)
水泳能力の確認
- 水泳(泳げること)
- 15m水平潜水
- 10分間の水泳
コンファインドウォーター③
ブリーフィング(プールサイド)
- 器材の準備とスクーバユニットの組み立て(器材セッティング)
- スーツの着用と器材の装着
深いプール
- ジャイアントストライドエントリー
- コンファインドウォーター①の復習(スノーケルとレギュレータ交換/マスククリア/コントロール潜行と浮上/中性浮力/オクトパスブリージング)
- ラインのない場所での潜行と浮上
- 足の立たない場所からのエキジット
- バックロールエントリー
- マスク脱着
- 中性浮力(オーラル給気)
- ホバリング(水中で中性浮力を保ち一定の水深に停止するスキル)
- 緊急スイミングアセント(エア切れ時の緊急浮上方法)
- 水面でのスクーバユニットの脱着
- 疲労したダイバーの曳航(疲労したダイバーを水面で移動させる)
- 意識不明ダイバーの救助(水底で意識を失ったダイバーの救出方法)
- 総合練習
オープンウォーターセッション(海洋実習/2日間)
海洋実習は実際の海で実習を行います。コンファインドウォーター(プールもしくは同等水域)で学んだ技術(スキル)を今度は海で行います。水深を下げながら同じことを幾度となく繰り返し身につけて行きます。そしてさらに海洋でしか行うことのできないスキルを学んで行きます。NAUIオープンウォーターセッションの講習ガイドラインに基づいて行う内容は、実際の講習時にインストラクターからレクチャーされます。コンファインドウォーターと同じく、その海域では行えないトレーニング内容もガイドラインには記されています。Cカード取得の後のファンダイビングツアーにおいて、そのトレーニングを行える海域を訪れた時にインストラクターから新たにレクチャーを受けることになります。
いかがでしたか? 実際のダイビングCカード講習で学ぶ内容をご覧になって。専門用語も入るため理解できない部分もあるとは思いますが、これだけの内容を学び修得する事はおわかりいただけたかと思います。横浜ダイビングスクール&ダイビングツアー【セブン】ではCカード講習を修了後のサポートも万全です。ダイバーひとりに対して作成されるカルテによって、あなたが受講していないスキル、不得意とするスキル、必要な補修内容をスタッフ一同で把握することが出来ます。Cカードを取得したらセブン主催のファンダイビングツアーへ参加しましょう。最初のダイビングはあなたの経験に合った穏やかな水域で行います。その後の上達具合を判断して、少しずつ魚の多い、景色の良い水域へのツアーへランクアップして行きます。本当にダイビングを楽しみたいなら、本当にダイビングを上達したいのなら是非横浜セブン主催するダイビングスクール&ダイビングツアーへご参加ください。皆様のエントリーをお待ちしています。
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